Pythonの基礎、変数を使いこなそう

皆さん、こんにちは。

南波真之(なんばさねゆき)と申します。

私は現在、Pythonについて勉強を進めています。というのも、AIやデータ分析、アプリケーション開発など様々な状況でPythonは活用されており、テクノロジー業界で活躍していくためには必要だと思っているからです。

と言っても、私はエンジニアではない文系の人間です。

解きながら学ぶ Pythonつみあげトレーニングブック」を使って、Pythonの一番基本的なところを学んでいます。そこで、自分で学習してきて感じたポイントや疑問、皆さんにシェアできることを書いていきます。

今回は、P.36〜P.43の部分になります。

テーマは、「変数」です。

変数という考え方はプログラミングをやったことがある人の多くが聞いたことがあるのではないでしょうか。Pythonに限った話ではないのですが、変数はみんなが使うものなのでしっかり覚えておきたい部分です。ちなみに、ビジネスシーンでもこの変数という言葉はよく使われます。

目次

そもそも変数とは?

まず、そもそも変数とは何なのかという定義を共有しておきます。

変数は、「値(数値、文字列)を入れておいて、後で取り出せる入れ物」のことを言います。

箱のようなイメージです。

プログラムを書いていると、値(数値、文字列)はたくさん出てきますので、変数という箱がたくさんできてきます。そこで箱に名前をつけて管理することになるのですが、その名前を変数名といいます。

例えば、変数名が「hensu」という変数を作る場合はこうなります。

hensu = 100

これで変数名hensuという変数に値(数値)100を入れたということになります。

ちなみに、変数は英語ではVariableと言います。

変数と関数は違うの?

似た言葉に、関数というものもあります。

関数は、一連の処理をまとめたプログラムのことを指します。以前の私の記事でもう実は使っていまして、print()なども関数になります。

関数については別の記事で扱いますが、何らかの処理をまとめたものなんだなと思っておけば大丈夫です。

ちなみに、関数は英語でFunctionと呼びます。

変数と定数は違うの?

更に似た言葉に、定数というものもあります。

定数についてはその言葉からもわかるように、一度値が入ったら後から変更されない箱のことを言います。

変数の場合はあらゆるものを箱の中に入れることができるのですが、一度入れたら変わらない値というのもあるでしょう。そういう値を管理するときに定数を使うことで開発をスムーズにします。

変数の作り方、使い方

変数の作り方はとても簡単です。変数名を決めて値を代入してあげるだけです。

変数名 = 値

実際に例をあげてみます。

# 変数の作成と確認 hensu1 = ‘おはようございます’ print(hensu1)

このように、変数名を例えばhensu1として、そこに値 ‘おはようございます’ を入れます。

プログラミングでは「=」は右の値を左に代入するという意味になります。

すると出力はもちろんこのようになります。

おはようございます

とても簡単ですよね。

ではなぜわざわざ変数という箱を作って値を入れる必要があるのでしょうか。

それは、複数箇所の修正が容易という点が1つあります。

西暦から令和何年なのかを計算するプロセスを考えてみます。

令和元年が2019年5月1日からですので、今の西暦から2018を引くことで令和何年が出ます。

ちなみに2022年は令和4年になりますが、計算式としては、2022 – 2018 = 4ということです。

普通に考えると、以下のように計算としては出せますね。

print(2022) print(2022 – 2018)

出力はもちろん2022と4です。

しかし、2023年になった際はどうでしょうか。

このコードを「令和何年」が必要な部分に複数記述していた場合、すべてを1つずつ書き換えることになります。

これではミスの可能性も増えますし、時間もかかります。

こういう場合に変数が利用されます。

変わる部分の値を変数に代入しておいて、変更が発生した際は変数に入れる値の1箇所を書き換えれば対応できるということになります。

今回は毎年変更が発生する部分をthis_yearという変数にして、そこに今年の西暦2022年を入れました。

すると、該当箇所にはprint(this_year – 2018)を記述することで来年になったとしてもthis_year = 2022の2022の部分を変更するだけですべてのthis_year の値が変更になるのでとても便利ですよね。

this_year = 2022 print(this_year) print(this_year – 2018)

出力はもちろん2022と4です。

変数のルール

ここまでで変数を作れるようになったと思います。

それではいくつかある変数のルールを紹介します。

1.変数は上書きできる

先程定数の説明のところでも触れましたが、変数という箱の中にはどんどん値を入れることができます。例えば最初に1を入れておいたところに後で2を入れ直すとその変数の値は2になります。

この決まりを知っておかないと「最初に入れた値が消えた」という状態になるため注意が必要です。

2.変数は計算できる(値が数値であれば)

変数は計算可能です。

変数に入れる値が数値の場合にはその数値に対しての計算が実施できます。

例をあげます。

num = 3 * 8 num = num + 6 print(num)

まず、変数numに3*8の結果を入れます。

次にその結果に+6をして再度変数numに入れます。

最終的に変数numを出力します。

この出力結果は、30になります。

もともと変数numには24がはいっていたところに6が足されたため30という値が入ることになりました。

こういった変数の計算もとても便利ですね。

3.変数名には命名ルールがある

変数名をつけるときにはルール無用で何でも好きな名前を付けたらいいかというとそうではありません。ルールを箇条書きで書いてみます。

  • 使用できるのは半角アルファベット、アンダースコア、数字
  • 変数名の先頭を数字にはできない
  • 予約語と同じ名前にはできない
  • わかりやすい名前にする

まず、使用できる文字は半角アルファベット、アンダースコア、数字になります。単語をつなげたい場合はアンダースコアを使って表現することになります。(例:this_year)

また、予約語というのはPythonの中で特別な意味を持つ単語のことで例えばTrue、if、forなど様々あります。

これらは変数名としては使ってはいけません。

変数の理解はPython学習でもマスト知識

今回は、変数ついて紹介してきました。

変数についてはとても重要な概念です。これを使いこなさないと他の方のコードを見たときにもわけが分からなかったり、自分でも良いコードが書けなかったりします。

ぜひ一緒に学習しながら1歩ずつ前に進めていきましょう。

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※上記の講座は「解きながら学ぶ Pythonつみあげトレーニングブック」を基にした研修コースではありません。

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